中日ドラゴンズ 笠原投手の不正脈 検査の結果は 発作性上室性頻拍
4月26日の練習後に体調不良を訴えて、翌27日阪神戦の登板を回避した中日ドラゴンズ笠原祥太郎投手の症状と原因が発覚しました。
数年前から、不正脈の症状が出ていたようで、名古屋市内の病院で検査を行った結果
「発作性上室性頻拍」と診断され、カテーテル治療を行いました。
現在はすでに退院して、1か月程度で復帰出来るようです。
あまり聞きなれない病気で心配しましたが、それほど重症では無かったようですね。
いったい、笠原投手を襲った「発作性上室性頻拍」とはどんな病気なのか。
発作性上室性頻拍(ほっさせいじょうしつせいひんぱく)とは
心臓の中に生まれつきに余分な電気回路ができていて、その回路を使って電気の空回り急に起こり始める為に生じる頻脈。
僕たちの心臓は電気信号で動いているんですね。その電気信号が空回りして脈拍が乱れます。
頻脈とは1分間100回を超えるような脈拍の事で、不正脈の一つのです。
通常脈拍は60~80回で規則的に動いています。
これを考えると、100回という数字は、激しい運動をした後、もしくはそれ以上という事です。
そんな状況が突然やってくる病気です。
発作性上室性頻拍では脈拍が140~200を超えるような事もあります。
症状
自分で「今だ!」と言えるくらい、突然始まる動悸症状が典型です。
動悸は、自分で心臓が動いている事を、不快感を持ってハッキリ自覚出来るような状態です。
中には、動悸が始まった直後に血圧が下がり、めまいやふらつきを感じる人もいます。
笠原選手もこのような症状だったのだと思います。
これでは、とても野球どころではないですね。
治療法
自分で可能な処置としては、息をこらえたり、冷たい水を飲むなどが、安全で簡単にできます。
症状が強い場合は、緊急外来を受診し点滴治療などで脈拍を停止させます。
また、繰り返し発作が起きる場合は、電極カテーテル治療が行われ、現在最も勧められる治療と言われています。
電極カテーテル治療とは、先端に小さな電極を付けた細長い管を、血管を通して心臓の中まで入れて、人工的に電気刺激を送り込んだりする治療です。
この、電極カテーテルを使って患部に直接、「高周波」という電流を流して、60度程度に熱して治療します。
手術自体は、局所麻酔で2時間程度で終わります。
笠原選手も数年前から不整脈の症状があったようで、このカテーテル治療を受け完治し、すでに退院して1ヶ月程度で復帰出来るようです。
とにかく大事には至らなくて良かったです。
まだ24歳と若く、ドラゴンズの将来を背負う選手の一人です。無理をせずに、しっかり治してもらって、またグラウンドで素晴らしい活躍を見せてほしいですね!
皆様も若いからと言って油断しないでくださいね。
今日も、横浜スタジアムで
DeNAー中日 17:45 プレイボール予定です
先発予想
DeNA 大貫 晋一
中日 ロメロ
最下位DeNAに連敗は出来ません。
なんとか今日勝って、明日からの首位巨人との3連戦に勢いを付けたいですね!